野球グラブ(グローブ)の型付け

自分で型付けをする方法

 

 

もしも、十分に時間の余裕があるのなら、自分でグラブの型付けをすることも可能です。スチームや湯揉みなどの方法を使わなくても、以下のような方法で効果的な型付けを行うこともできます。

 

まず、グラブの型を付けやすくするために、有る程度の癖をグラブに付ける作業をします。新しいグラブは、当然癖はついていません。しっかりとした捕球面を作るためには、親指と小指の付け根が折れやすい様に癖を付けます。

 

力を入れてよく押し付けながら、折れ目の癖を付けます。これだけでは、決まった位置で閉じることしか出来ません。もっと自由度を上げるために、その他の部分も力を入れて揉みほぐします。揉みほぐしたグラブはかなり柔らかくなっているはずです。

 

理想的なのは、親指と小指の芯以外の部分がよく揉みほぐされている状態です。親指と小指の芯が、しっかりと保たれていると、三角形状の良い捕球面が出来ます。

 

続いては捕球面の革を伸ばす作業を行います。ハンマーなどでポケットを中心に叩き込んでいきます。なるべく平坦な捕球面になるようにていねいに確認しながら叩き込みましょう。

 

捕球面の革をしっかり伸ばしたら、全体にオイルを軽く塗り込みボ-ルを挟んで紐などで縛っておきます。この状態で2~3日置いておきます。時々、捕球面の形をチェックしたほうが良いでしょう。これでグラブの型付けは終了です。