野球グラブ(グローブ)の型付け

スチーム型付け

 


野球のグラブをスポーツ専門店などで購入すると、販売店によってはグラブのスチーム型付けをしてくれるところがあります。新しいグラブをすぐに使用したい場合などには、とてもありがたく便利なサービスです。

 

新しいグラブをスチーマーと呼ばれる野球グラブ専用の蒸し器に入れて柔らかくします。蒸し時間はグラブによって多少変化します。もともと柔らかい軟式野球用グラブは短めに、硬式野球用グラブは長めです。特にキャッチャーミットの場合は、さらに長めに蒸したほうが良いようです。

 

柔らかくなったら、手でグラブを揉みほぐしたり、ハンマーの様なもので叩いたりして、ポケット形状を作りながら型付けをします。この辺りの揉みほぐし方や叩き方は、ある程度熟練した人でないと難しいようです。ここが一番重要な部分であり、ここでグラブの良し悪しが決まってしまうからです。

 

さあ、これでグラブの型付けが完了しました。新品のグラブでありながら、最初から柔らかくて、使いやすいグラブになっているはずです。注意事項として、スチームにかけたグラブは、捕球面に油分が黒く滲み出ることがあります。また、色がオレンジやナチュラルのグラブは、スチーム加工をすると油分のシミが残ってしまい、見た目がちょっと悪くなってしまうこともあります。あらかじめ、憶えておいて下さい。